隠れ貧血かもと言われた方へ〜隠れ貧血解消法〜
今回は隠れ貧血を解消する方法について書いて行きたいと思います。
非常に多くの方が隠れ貧血になってしまっているので、困った時にこれを見て頂けたらなと思います。
目次
こんな人は要注意！隠れ貧血（鉄不足）が引き起こす特徴的な症状です
- 強迫性障害
- パニック障害
- ADHD
- 起立性障害
- 鬱傾向
- 疲れやすい
- 冷え性
- イライラ
- 頭痛
- めまい
- フェリチン値が100以下
いかがでしょう？？
意外なほど精神疾患の症状が多いと思いませんか？
鉄は神経伝達物質（セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリン）など幸福感を感じるホルモンの材料にもなってます。
その為、精神的な症状が多くなってきます。
そもそも何でなるのか
私たちの身体は、持って生まれた生命力と食事として接種した栄養素を原動力にして動いてます。
そして、それらを代謝、消費する事で日常生活を行なっています。
まず、理解して欲しいことがあります。
- 身体の中の栄養素（鉄・タンパク質等）を消費して生命活動を維持しているということ。
- 女性であれば月経があり自分の血（鉄・タンパク質等）が定期的に外に流れていると言うこと。
上記2つを前提に話を進めて行きたいと思います。
タンパク質が足りてない
皆さんは、タンパク質の1日の摂取量をご存知でしょうか？
分子栄養学などで推奨される成人のタンパク質の1日の摂取量は→
体重50Kgの方を例にすると、体重50Kg✖️０.8ｇ＝40ｇで1日の摂取量は40ｇされています。
ただし、これは健康な人という前提条件があります。
筋トレしてる人、怪我や貧血、月経等で赤血球が足りていない方は、体重50✖️１.5＝75ｇを目標にして欲しいです。
タンパク質100ｇはお肉100ｇというわけではありません
鳥の胸肉100ｇには20〜25ｇのタンパク質が含まれています。
つまり、1日の推奨量を摂取しようとすると鶏胸肉200ｇ以上を毎日食べなければいけません。
筋トレしてる人は鶏胸肉300ｇ以上になってきます。なかなか食事だけで摂取するのが難しいのでプロテインになってきます。
タンパク質は身体を合成する全てに関わってくる重要な栄養素です。
タンパク質が足りてない状態では、消化・吸収力にも大きく影響します。栄養をとっても消化・吸収ができなければ負担になってしいます。
鉄分が足りていない
では鉄分は1日にどのくらい必要なのでしょうか？
成人男性で7.5mg
成人女性で10.5mg
が1日の推奨量になります。
ちなみに、ほうれん草100ｇにつき2ｍｇの鉄分が含まれており、鳥レバーだと50ｇにつき４.5ｍｇになります。
鉄を含む食べ物は他にもありますが、男性も女性も推奨量を満たそうとすると結構な食べる量が必要になってきます。
にもかかわらず、野菜が嫌いだったり、食事を抜いたり、偏ったりするとあっという間に身体の中の鉄分が足りなくなります。
女性は月経があるから、もっと影響を受けますよね？
改善方法について
さて、では肝心の隠れ貧血解消法について書いて行きたいと思います。
注意事項としては、長期戦を覚悟するということです。
これまでの不足した年月を遡る覚悟で始めましょう。しかし、その途中で必ず良い変化が起きてくると思います。
改善方法 プロテインを飲みましょう
まずはこれからです。女性の方は苦手だと言う人がとても多いですが、プロテインが一番手軽です。そしてタンパク質の摂取量も数字で計算しやすいです。
もちろん食事でタンパク質を摂取することも諦めて欲しくないのですが。
ホエイプロテインを20ｇを1日2回に分けて飲みましょう
これを最低でも1ヶ月続けましょう。長く体にタンパク質不足がある方は、半年〜1年くらい続けていきます。
そして、治療（整体）も受けてください。次のステップに移れるか経過を見ましょう。
わざわざ経過を見るのは、タンパク質がしっかり体に行き渡っていないうちに鉄分を取ると逆に不調になりやすいからです。
プロテインが飲めない人
普段から肉や魚（タンパク質）を取らない方は、血中のアミノ酸濃度が低いです。そー言う方は身体がタンパク質を受け付けない状態であることが多く
タンパク質が喉を通らなかったり、プロテインをとると胃もたれを起こしたりします。
もし、プロテインが飲みにくいと言う方は5ｇを1日に3回に分けて飲むことから始めましょう。
そして、その間に当院の治療（整体）も受けてください。プロテインは体に慣れていないと初めは便秘になったりしやすいです。
当院の治療（整体）は4種類の下剤を飲むより効果的みたいです（笑）
お子様の場合
もし、お子様が隠れ貧血の場合は、この場合も同様でプロテインを飲んでいただきますが
まずは、お母さんも一緒に少量ずつから薬と思って飲んで欲しいと思います。
この場合は5ｇを朝食に。寝る前にもう5ｇから始めます。
初めは体が受け付けなくても、徐々に体が慣れてきます。子供の方が反応が早いので、慣れてきたら量を増やしましょう。
最後に
何を隠そう僕は隠れ貧血でした。
振り返れば高校生からなので今が36歳なので10数年間、僕は隠れ貧血であると知らずに生きてきました。
そんな僕が隠れ貧血と言う言葉を知ったのは3年前です。思い返せば部活が終わった後、仕事が終わった後、本当にぐったりっしていたなぁと
ぐったりして動けない自分を、怠け者であると責めていた時もありました。
今思えば、貧血で動けない＋鉄不足で幸せホルモンが少ない＝自分を責める
だったのかなぁと思います。
こうやって改めて見ると、自分に可哀そうなことをしたなと思います笑
自分を責めても何も解決につながりません。
僕は身をもって体感しました。
隠れ貧血の厄介なところは、人に相談するまでもないような症状というところです。
自分が頑張れば、少し無理すれば何とかできないこともないです。そのせいで、隠れ貧血が進み、精神疾患だと言われてしまいます。
そして、日本でなぜ隠れ貧血が多いかというと、血液検査で隠れ貧血を推し量るフェリチン値という項目は実費を払わないと検査されないからです。
そして欧米では、パンなどの小麦製品に鉄分を意図的に増やして売られています。
これらの理由から日本は隠れ貧血が多いのかなと思います。
人に相談するほどではないかもしれないし、誰がやっても家事や仕事は疲れますが、もし少しでも身体の調子が気になったら
まずは治療（整体）を受けてください。
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